応急危険度判定士

昨夜(10/2午前0時頃)、宮崎県で震度5弱の地震がありました。ここのところこのレベルの地震が日本各地で発生しており、予断を許さない状況ですね。南海トラフ巨大地震などいつ発生してもおかしくない状況ですし、日ごろから地震への備えを怠らないよう心掛けたいものです。
 当社社員大工として7月に入社した金田さんは、応急危険度判定士という資格を持っています。この応急危険度判定士とはどのような資格かというと、大規模地震の後に被災した建物を調査して、余震があっても建築物が引き続き使用できるかを、応急的に判断するボランティアになるための資格です。東日本大震災や熊本地震の直後に、テレビニュースなどで被災した建物に赤や黄色の判定ステッカーを貼っていく様子を観たことがあると思いますが、それが応急危険度判定士です。当然、建築についての専門知識を持っている必要があります(二級建築士もお持ちです)が、各都道府県の講習会を受けてその資格を得られるとの事でした。2011年の東日本大震災の際、被災地にボランティアとして参加したのを機に、資格を取得したそうです。
 自然の脅威に対抗する人の力は微々たるものですが、それでも日ごろから家具の転倒防止を行うなど、少しでも危険を回避できるように備えたいものです。ホームセンターなどへ行くと転倒防止グッズなど売っているので、それらを取り付けてみる。それでも不安があったり、取付ができないなどの状況もある事と思います。そのよう場合は、まず当社へご相談ください。

危険度判定された建物(熊本地震)