念願の小笠原

現場ブログなんですが、今回は3月に小笠原に行ったのでその話です。20代の頃、小笠原に行って見たいと思っていた記憶があるのですが、その頃は東京から父島まで44時間かかっていました。いまは24時間で行く事ができます(凄いですね、40年くらいの間に20時間も短縮できるなんて)。いまは3代目のおがさわら丸です。1万1千トンなので、まあまあ大きい船ですが、ほぼ太平洋の真ん中付近まで行くので揺れます。空港がないので船で行くしかありません。船が苦手な人には行く事ができない島ですね。父島の人口は2千人くらいで、1回の船で(今回は)約600人が上陸しました。一気に人口が1.3倍になる訳ですが、夏場はもっと増えるはずです。1倍がどのような状態なのか知りませんが、1.3倍になった町中は(個人的には)丁度いいくらいの人口密度でした。なので夏場でも人であふれかえるような事はなさそうです。よく脅し文句で、海が荒れると二週間は帰れなくなると言われていましたが、(オフシーズンは)船も一緒に帰るまで停泊しているので、迎えに来ないなんて事はありません。聞いた話だと、よほどのことがない限り欠航になることはないそうです。なので帰れなくなる心配はそれほどいらないかも知れませんね(ただし相当揺れるのでそれなりの覚悟が必要かと)。とにかくのどかで、戦後、アメリカに接収されていたこともあり、何となくアメリカっぽいです、建物なんかが。ハワイをこじんまりにしたような感じです。けど、いかにも観光地って感じは全然ありません。やはり自然の中にいるんだなぁと思える所です。時期にもよりますが、海を見ているとよくクジラがブリーチング(突然水面から飛び出すこと)しているのを見る事ができます。しかもその辺で頻繁に。小笠原海域はザトウクジラの出産地になっているらしく、12月~3月頃はホエールウォッチングができます。このクジラの画像は、南島(という素晴らしくきれいな島)に行くツアーで出会ったザトウクジラです。まるで潜水艦です。

 

 

 

 

文と画像、井上